転送電話~転送電話サービスの課題を解決する方法~

個人事業主の方必見!

転送電話サービスの課題を解決する方法

1.個人事業主にとってのボイスワープ(転送電話サービス)の課題

個人事業主や独立開業をする方が「固定電話をどう運用しようか」と考えたとき、殆どの方がボイスワープ(転送電話サービス)の導入を考えたことがあるのではないでしょうか。

自宅兼事務所にしている個人事業主の方だけでなく2-3人の小規模オフィスでも、日中は出払っていて事務所が留守になるケースが多い場合はボイスワープを利用しているところが多いんじゃないでしょうか。ボイスワープを使えば事務所の固定電話宛にかかってきた電話を携帯電話に転送してくれるので、事務所に誰もいなくても外出先でお客様からの電話に対応することができます。「事務所を留守にすることが多い」、「会社に誰もいなくなる時間帯がある」、そんな事業者にとっては大変便利なサービスです。

また、電話番をする事務スタッフを雇う必要が無くなるので、人件費を抑えることができますね。

[ボイスワープのメリット]

1)固定電話にかかってきた電話を携帯に転送してくれるので外出先でも電話がとれる

2)お客様からの電話に出られないという機会損失の機会が減少

3)電話番の事務スタッフを雇う必要が無く、人件費を削減できる

このように個人事業主や小規模オフィスには必需品となっているボイスワープですが、いくつかデメリットがあります。そのようなデメリットは重々承知のうえでやはりボイスワープを使わざるを得ないと諦めている方もいるかと思いますが、実はボイスワープの課題を解決する方法があります。まずはボイスワープのデメリットを改めておさらいしましょう。

[ボイスワープのデメリット]

1)固定電話から携帯電話への転送料金は自分負担になるので、毎月の料金が高くなる

まずなんといっても転送料がかかります。転送料金は固定電話から携帯電話宛ての通話料と同じ料金となるため、転送先の携帯電話のキャリアによって以下のような通話料が発生します。

  • NTT東日本 ボイスワープの通話料
転送先キャリア 料金(税抜)
NTTドコモ 16円/1分
KDDI 17.5円/1分
ソフトバンク 17.5円/1分
旧ソフトバンクモバイル 16円/1分

 

キャリアによって多少の差異はあれ、1分で17円前後の転送料が発生します。これは、例えば1回あたり3分の通話が1日に5回あったとすると、1日255円((17円×3分)×5回)の通話料が発生し、1か月(20営業日)で換算すると5,100円の通話料がかかることになります。業種によってはもっと電話の回数が多かったり通話時間が長いという方もいますよね。「この倍は電話しているな」という方は簡単に月1万円以上の通話料が発生することになります。

こうしてみると携帯電話宛の通話料って高いですよね。ちなみにNTTひかり電話の場合、固定電話宛の通話料は一律8円/3分です。携帯宛の通話料と比べると格段に安いです。携帯宛の通話料についてあまり意識されていない方も多いと思いますが、固定電話(NTTひかり電話)から、固定電話宛に3分間電話したときと携帯電話宛に3分間電話したときでは、携帯宛のほうが約6.5倍も通話料が高くなる計算になります。

転送電話サービスは便利なのですが、転送電話があればあるほどその都度この高い通話料が発生するというのは悩ましいところではないでしょうか。

2)電話に出られない時、折り返し電話は携帯番号からの発信になるので相手にでてもらえない可能性がある

転送電話を利用していても、移動中や商談中などタイミングによっては電話に応答できないシーンがあります。大事な取引先やお客様からの不在着信と分かったらすぐに折り返し電話をすると思いますが、その際、携帯電話から折り返し電話をすることになるので、当然相手方の電話機には「090-●●●●-▲▲▲▲」といった携帯電話の番号が表示されます。

ここで、相手がその携帯番号を登録していれば「さっきの折り返し電話だ」と気づき、すぐに電話に出てもらえますが、登録していなかったら「知らない(登録していない)携帯番号からの電話だ」となります。それでも相手が電話にでてくれる方なら問題ありませんが、中には「知らない番号からの電話にはでたくない」、「2・3度かかってきてかららでる」という方もいらっしゃいます。つい先ほど電話した相手からの折り返し電話だとは思わず、電話にでてくれない可能性があるわけです。

それが原因でなかなかな相手と電話が繋がらず「急を要する案件にすぐに対応できず失注してしまった...」、「クレームの電話にすぐに対応できず顧客の信頼を失ってしまった...」という事態に陥ってしまう可能性もあります。これは大袈裟な例えかもしれませんが、なかなか相手に電話に出てもらえないといったストレスから、「折り返し電話も固定電話番号から発信できたらいいのにな」と感じたことがある人は多いのではないでしょうか。

3)いちいち転送開始/停止の設定をするのが面倒くさく、設定をし忘れてしまうことがある

不動産業、コンサルタント業、士業など特に外出する機会が多い業種の方は、その都度転送のON/OFF設定をするのが面倒なため常時転送をONにしている方も多くいるようですが、その場合転送料金がかさんでしまい、毎月の料金が1万を超えてしまうなんていう方も.....。毎月の通話料には頭を抱えながらも、業務の性質上「仕方ないこと」と割り切って考えている方もいると思くいらっしゃるのではないでしょうか。

2.他社の転送電話サービスと比較する

転送電話サービスには、NTTのボイスワープ以外にもいくつかのサービスがあります。基本的な仕組みやできることはNTTのボイスワープとほぼ同じですが、以下で紹介するサービスは「発信時に携帯番号からではなく固定電話番号から発信することができる」というボイスワープにはできなかったことができますので、前述の「(2)電話に出られない時、折り返し電話は携帯番号からの発信になるので相手にでてもらえない可能性がある」という課題を解決することができます。

(1)「モバイル03電話番号転送サービス」

楽天コミュニケーションズが提供している転送電話サービスです。発信時に携帯番号からでなはく、固定電話番号から発信ができますが、別途サービスの契約が必要となり月1,500円がかかります。基本料1,080円と合わせると月に2,580円かかってしまうのでやや高めです。対応エリアは東京03と大阪06エリアのみとなります。

(2)「Toones転送電話」

株式会社Karigoが提供している転送電話サービスです。このサービスも発信時に携帯番号からではなく、固定電話番号から発信ができ、しかも別途オプション契約は必要なく、ありません。しかし発信時の通話料が12.73円/30秒と「ボイスワープ」の16円~17.5円/1分や「モバイル03電話番号転送サービス」の15.9円/1分より高いので、通話頻度が高い方は注意が必要です対応エリアは東京03、千葉043、川崎044、横浜045、さいたま048、名古屋052、大阪06エリアと7つのエリアで利用可能です。

このように上記2つのサービスにはボイスワープにはない特徴がありますが、転送料金が発生するのはボイスワープと変わりません。各社の転送料金に多少の差異はあれど、通話頻度が高ければどうしても通話料金が高くなってしまい、「通話料を抑えたい」という根本的な課題を解決することはできません。

やはり転送電話サービスの通話料を大幅に下げるのは不可能だと諦めてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、しかし、実は転送料・通話料を大幅に削減できる方法があります。

それは、転送電話とは根本的に仕組みが違うサービスのですが、外出先でも事務所の電話番号宛ての電話にでることができ、もちろん発信もできる、というそんな固定電話サービスを利用することによって実現できます。それがどのようなサービスかというと……

スマホアプリの固定電話サービスを利用し、直接スマホで固定電話番号での発着信を行う!というものです。

「スマホアプリの固定電話サービス」と聞くとNTTコミュニケーションズの「050plus」を想像する方もいらっしゃるかもしれません。利用イメージとしては050plusと同じですが、違いは「050」ではなく「03」や「06」など市外局番から始まる固定電話番号の利用が可能な点です。

3.ボイスワープの課題を解決!?スマホアプリで固定電話の発着信ができるサービス

ここ数年で出てきた新しいタイプの固定電話サービスのため、初耳の方も多いかもしれません。「スマホに固定電話専用のアプリを入れることで、市外局番から始まる電話番号で発信・着信ができる」という新しいタイプの固定電話サービスで、現在いくつかの会社から提供されています。

[メリット]

  • 外出先でも固定電話番号で発信・着信ができる
  • 転送料はかからないので通話料も抑えられ、基本料も大よそ1,000円以下とリーズナブル
  • 折り返し電話も固定電話番号から発信できるので相手に安心感を与えられる
  • 転送元の回線申し込みや回線工事が不要なため、「安く・素早く」固定電話番号の取得・運用が可能
  • スマホにアプリをインストールするだけだから、スタッフや番号数を増やす際も工事不要で費用を抑えられる
  • 1台だけでなく複数の端末で着信に応答できるので、誰かしらが電話に出ることが可能になる

[デメリット]

  • インターネット回線を利用するため、外出先の通信環境によっては通話品質に影響を及ぼすことがある
  • 一部発信できない番号がある(110,119など)
  • 携帯電話とほぼ同じくらいの通話料がかかる ※かけ放題を利用できるサービスもあり
  • 一部対応していない端末の機種がある
  • アプリなので利用端末の機種やOSバージョンによっては不安定になる可能性がある

自分のスマホで「090-」番号だけでなく「03-」や「06-」といった固定電話番号で通話ができるようになるので、着信時の転送料金は一切発生しません。また、ボイスワープと異なり転送元の回線契約や工事も必要ないので、通話料だけでなく固定電話にかかる月々の基本料などもを全体的に下げることができます。

事務所でも外出先でもどこでも事務所宛の電話にでるという転送電話と同じような使い方ができるだけでなく、通話料や基本料を大幅に下げ、固定電話番号から発信することもできるとあって、転送電話サービスの課題・デメリットを解消することができます。

転送電話に不満を抱えている方は一度検討してみてはいかがでしょうか。サービスによっては無料でトライアル利用が可能になっているので、事前に試してみることも可能です。各社のサービス詳細や比較については以下のページで紹介していますので是非参考にしてみてください。

スマホで発着信ができる「最新型」の固定電話サービスの比較

 

また、スマホアプリだけでなく固定電話機やFAX機と一緒に利用することができるサービスもあるので、2~10名規模程度の小規模オフィスでも十分に運用が可能です。